2023-04-26

【プレスリリースをおこないました】

半導体ナノシートの「二硫化モリブデン」を 自己組織化ペプチドで修飾した 高感度なナノシート・バイオセンサーを開発

 

東京工業大学 物質理工学院 材料系の野口紘長大学院生(研究当時)、早水裕平准教授、および弘前大学大学院 理工学研究科の関貴一助教(研究当時:東京工業大学 物質理工学院 材料系 博士後期課程)らは、ペプチド(用語1)の自己組織化(用語2)を利用して、半導体ナノシートである「二硫化モリブデン(用語3)」の表面を分子修飾することで、高感度なナノシート・バイオセンサーの開発に成功しました。

 

用語解説

●(用語1)ペプチド:アミノ酸がペプチド結合によって短い鎖状に連なった分子。一般にアミノ酸の数が50未満のものをペプチド、50以上のものをタンパク質と呼ぶ。

●(用語2)自己組織化:分子や原子などの物質が、秩序を持つ大きな構造を自発的に作り出す現象。

●(用語3)二硫化モリブデン:炭素原子一層からなるグラフェンをシリコン基板上に設置し、その両端の電極からグラフェンの電気伝導を計測できるトランジスタ。溶液中に設置した参照電極に電圧を印加することで、グラフェンの電気伝導を制御できる。

 

 

 

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