ブナの里山・留山（とめやま）の秘密に迫る
白神山地の地すべり地の地生態学的研究と環境教育普及活動

　弘前大学農学生命科学部地域環境工学科の鄒青穎（ツォウ チンイン）講師や、同学部附属白神自然環境研究センターの山岸洋貴准教授、八峰白神ジオパーク推進協議会は、秋田県八峰町における留山地すべり地の地生態学的要素を調査し、環境教育と地域貢献に繋がる普及活動を行っています。

　地生態学に関する情報をわかりやすく伝え、地すべり地が創り出した地形、植生などの魅力や特徴を来訪者に紹介することを目的とした一般向けの「留山―地形と森林の結びつきを見る」というリーフレットを作成しました。

　文部科学省からスーパーサイエンスハイスクール（SSH）の指定を受けた宮城県仙台第三高等学校の生徒たちは、留山などでのフィールドでガイドや専門家の指導のもと、調査活動などを通じて白神山地の自然の魅力と価値を体験し、自然環境の保全や持続可能な利用の重要性を学びます。

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